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インプラント - 診療案内 - 練馬区の歯医者:松田歯科医院

インプラントとは?

インプラント治療とは、歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。その上に取り付ける人工の歯も、患者さんに合わせて1本づつ作るので、噛みごこちも天然の歯とほとんど変わりません。

当院のインプラントシステムは「3iインプラント」「AQBインプラント」の2種類を取り入れて症例によって施術を分けています。

▼ 3iインプラントの特性  ▼ AQBインプラントの特性
▼ 前歯を1本失った場合  ▼ 奥歯を失った場合  ▼ 全ての歯を失った場合
▼ 総入れ歯が安定しない場合 ▼ Q&A ▼ 院長から

3iインプラントの特性

3iインプラントの最大の特徴は、特許を取得した「オッセオタイト」という表面性状にあります。 オッセオタイトは微小で均一な粗造構造で、この微細な突起の間にフィブリンの束が絡まってクロット付着を創り出し、このことがインプラントと骨の結合「オッセオインテグレーション」を強力に促進します。

一般臨床施設研究で、1,000人を超える患者に対して2,500本以上のケースで使用された3iの臨床評価は、5年間平均成功率97.2%、不良骨では98.6%と、非常に高い成功率となっています。 その結果、1999年に「骨が不良な部位における治癒実績を改善した唯一のインプラント」としてFDAに認められています。 手術は主に2回法でおこなわれ、期間は約6~10ヶ月かかります。

3iインプラント1回目

1回目の手術 (1日)

歯ぐきを開き、顎の骨に、インプラントを埋め込むための穴をあけます(左図)。しっかり固定するようにインプラントを埋め込み、歯ぐきを閉じます(右図)。

数ヶ月で骨とインプラントがしっかりと結合するまで(3ヶ月~6ヶ月)治療を待ちます。

3iインプラント2回目

2回目の手術 (1日)

インプラントが骨と結合したら、再度歯ぐきを開き、インプラントの頭を出します。

歯ぐきが治癒するまで (2~4週間)待ちます。

3iインプラント型取り

型取り (1日)

被せものを作製するための型とりを行います。

歯ぐきが治癒するまで (1~2週間)待ちます。
その期間に、時間をかけてきれいな人工歯を制作します。

3iインプラント型取り

完成

天然の歯と見分けのつかない人工歯をインプラントに装着し、お手入れの方法などを練習します。

※治癒期間は患者さんの状態によって異なる場合があります。

AQBインプラントの特性

3iインプラント型取り

AQBインプラントはアドバンス社が製造している、国産のインプラントです。

再結晶化HA(ハイドロキシ・アパタイト)コーティングにより、早期の骨結合が可能になります。

手術は1回法で治療期間は約2~4ヶ月と、患者さんにとって負担が少ないことが特徴のインプラントシステムです。

3iインプラント型取り

前歯を1本失った場合

前歯のインプラント

従来はブリッジという治療法で、失った歯の両側の健康な歯を削る必要がありましたが、インプラント治療では健康な歯を削る必要がなく、天然の歯と区別がつかない歯並びを再現できます。

奥歯を失った場合

前歯のインプラント

通常は部分入れ歯の処置をおこないますが、金属の止め具などに違和感を感じ、見た目も良くありません。インプラント治療においては止め具などを使わないため、口の中に違和感を感じません。

全ての歯を失った場合

前歯のインプラント

総入れ歯の場合には、入れ歯がずれたり、食べ物が内側に入って痛くなることがありますが、インプラント治療では入れ歯のように外れることはなく、自分の歯のようなしっかりした噛みごこちで、安心して食事ができます。

総入れ歯が安定しない場合

前歯のインプラント

入れ歯安定剤では、人前で外れるなどの不安がありましたが、入れ歯の支えにインプラントを使うことで、入れ歯が外れたりがたつくことがなくなり、口元に安心感が持てます。

インプラントQ&A

Q1.インプラント治療に年齢制限はありますか?

A.骨の成長がほぼ終了する最低16債以上で、医学的、解剖学的に条件が満たされている限り、どなたでもインプラント治療を受けることができます。

Q2.インプラントの手術は痛いですか? 腫れますか?

口の中だけの局所麻酔をするので、手術中の痛みはありません。ただし、麻酔が切れてからは傷口の痛みが全くない訳ではありません。 手術後に痛みや腫れが出る場合がありますが通常はすぐに治まります。

Q3.手術後のお口のお手入れはしなくてよいのですか?

インプラントの寿命はお口のお手入れの仕方で決まります。歯ブラシだけでなく、補助的な清掃用具(歯間ブラシなど)を必要とすることもあります。担当医や衛生士からお口のお手入れ方法の指導を受け、日頃の清掃を心がけて下さい。また、必ず定期検診を受けて下さい。

Q4.治療費はどのくらいかかりますか?

インプラント治療は自費診療なので保健は適用されません。インプラントの本数や人工歯の種類、あなたのお口の状態によって異なります。詳しくはお問い合わせください。

Q5.治療期間はどのくらいかかりますか?

2回法の場合、顎の骨に埋めんだインプラントが周囲の骨と結合するのに、個人差はありますが上顎で約6ヶ月、下顎で約4ヶ月かかります。1回法の場合は上下とも2~4ヶ月と期間は2回法に比べ短いです。骨とインプラントが結合した後、頭出しの手術を行ない治療を待つのに4週間。その後、上に歯を入れるための期間が約2週間かかります。

Q6.手術のために入院する必要がありますか?

インプラントを埋め込む手術は、麻酔を使いますが、入院の必要はありませんし、手術当日に帰宅できます。

Q7.以前の自分の歯と同じように噛めますか?

入れ歯が粘膜に支えられているのに対して、インプラントは顎の骨に支えられています。このため入れ歯に付きもののガタつきもないので、入れ歯よりもしっかりと噛めるようになり、見た目も美しくなります。

Q8.インプラントはどのくらいもちますか?

インプラント自体はチタン製なので半永久的に機能します。しかし、お手入れがしっかりできていないと天然歯と同様に歯槽膿漏のような状態になり、インプラント周囲の骨がやせてきてグラグラ動いてしまいます。インプラントを長持ちさせるためには、毎日のきちんとしたお手入れが欠かせません。

院長から

当院でインプラント治療を受けて頂いた方々の感想は皆さん"入れて良かった""ものが良く咬める""入れ歯のわずらわしさがない"等、満足していただいています。

私も歯が失くなったら、インプラントを入れようと思いますし、私の家族にも同じようにすすめると思います。

ただし、インプラントは全ての人が良い結果になるとは限りません。症例によっては難しい例もありますし、何よりもインプラントは保険のきかない自費診療になります。

高い診療費をかけてもそれに見合う価値観を持つ方や十分に考慮して決断された方が施術される事を望みます。

わからない事や疑問は、どんなささいな事でも尋ねて下さい。十分に理解し納得をした上でインプラントの施術をおすすめします。